暮坪農場のご案内

たどり着いた先が、生まれ育った岩手県は紫波町でした

 都会生活に憧れ、ふるさとを後にして30余年。ながれ流れて挙句の果てにたどり着いた先が、生まれ育った岩手県は紫波町でした。

 街で生活していたころは、何でこんな味も素っ気もない・まずいトマトばかりなんだとか、安いだけあって本当にまずい米だなどと思っておりました。しかし、金輪際泥まみれで格闘する百姓にだけは戻るまいとも思っておりました。

 人生七色でありまして、まさかのまさかで現在は、まじめに農業を泥にまみれておこなっております。やってみると、これがなかなか楽しい。自分が社長さんです。なんでも思い通りにできる。但し、自分が働かないと、何にも仕事が進まない。おかげで便秘もなくなりました。めがねも必要なくなりました。顔面神経痛も出ません。12匹の猫と四六時中アイガモに餌をねだられながら、86歳の婆さんと還暦過ぎの私との2人で、百姓をしています。

トラクター こんな我が家でつくっているお米をご紹介します。品種はひとめぼれとヒメノモチ、それにさめてもごわごわしないスーパーライスで合計12haほど作付けしております。もちろん苗の栽培から、稲の刈り取り乾燥・精米まですべて我が家でおこなっております。よそ様のお米が混入するとかの危険はまったくありません。

当農場の特徴

  • 1稲に陽光があたるよう疎植にして育てた、元気なお米です。
  • 2したがって、ストレスのない食味のよいお米です。
  • 3平成19年産米については、初めて、殺虫剤を一切使用しませんでした。今騒がれている農薬の残留=健康被害を考慮して、お米の減収覚悟でやりました。
  • 4当農場は、有機栽培の認証を受けたJAS有機米ならびに、特別栽培米、そして、慣行栽培(普通栽培)をおこなっております。
  • 5環境に負荷をかけない農業を進め、エコファーマー認定をお米、ならびにトマトの栽培で受けております。
  • 6平成19年度から始まった農林水産省の「農地・水・環境保全向上対策」の取り組みにも積極的に参加しております。
  • 田園風景7中山間地直接支払い制度の対象となっており、河川と里山に囲まれた典型的な日本のいなかの風景の残っている地域で、お米を栽培しております。
    夏には、蛍が乱舞します。我が家のすぐしたで赤沢川と佐比内川が合流しており、いったいから蛍が飛び出してきます。
    また、秋にはサケが多数遡上してきます。当農場のトマトハウスの脇で、ばしゃばしゃと迫力のある音を立てて産卵します。
    また、田んぼのあぜを日本カモシカが散歩に来ます。正確に言うと、餌を探して歩いているのかもしれません。

会社概要

販売業者名株式会社暮坪農場
代表取締役
&責任者氏名
高橋 勲
所在地岩手県紫波郡紫波町彦部字定内269-1
電話番号019-672-2614

暮坪農場周辺マップ


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暮坪農場で、つくっているお米について。

1JAS有機米の暮坪米 太郎(T4、T5)

田んぼ栽培期間中に農薬や化学肥料をまったく使用しておりません。いわゆる「無農薬・無化学肥料栽培」のお米です。お米の味は、毎年毎年異なりますので、なんともいいがたいのですが、化学肥料栽培のお米とは決定的に違う(と思います)。うまいか美味くないかは、食べてもらう以外にありません。

ただ、こんなことがありました。

県内の若いご夫婦の方から言われたことです。『これまで、ネットで全国各地の無農薬米を買って食べてきましたが、どうしても娘の顔にアレルギー反応が出るのです。でも、何とかして、反応の出ないお米を食べさせたくて、お米にだけはお金を使ってもいいやと考えて探してきました。暮坪米を買うときも半信半疑でしたが、娘のアレルギーが出ませんでした。初めてです。これは本物です』、と。

聞いているうちに私はウルウルしました。このお米は、過去8年間耕作放棄されていた田んぼであり、しかも一番高度の高い山の端にあるために、山から流れ出る沢水だけで作っている田んぼです。今年で10年目になります。この田んぼにアイガモを放って、草を餌にして、水稲アイガモ同時作を実践しております。

アイガモ  T-4の田んぼは、平場にあり赤沢川の水をパイプラインで引いております。アイガモの放し飼いをはじめておこなった田んぼで、ギャラリーの多いところ。土地が肥沃なので、米粒の大きな・そして油脂分の多い立派なお米が取れます。雑草もよく生える田んぼで、アイガモたちが横一列に並んで、除草=食事をおこないます。カモにすれば本能なのでしょうが、小さいヒナのときから、ピイピイなきながら、横一線に並んで田んぼを行進するさまは、見ている者の心を豊かにあったかくしてくれます。

 T-5の田んぼも山の端です。佐比内川の水を4haほどの田んぼにポンプで給水し、地域の共同作業で農道を、用水路を守り抜いているエリアの田んぼです。田んぼのすぐ上の崖には100本以上のタラノメが自生し、里山の樹木が枝を広げている、その下で作ったお米です。この田んぼのお米は。味がいいと評判。昨年テレビに出演したアイガモは、この田んぼのものです。

2転換期間中有機米

 『転換期間中有機米』という規定は、無農薬栽培をおこなって2年たったものという意味です。ちなみに、「JAS有機米」とは、無農薬栽培を3年以上おこなっている田んぼで取れたお米という意味です。その田んぼで過去使用していた農薬の残留の問題があるために、このように農水省で決めていることです。

3特別栽培 暮坪米 次郎 (農薬・化学肥料不使用)

 これは、T-4の近くの田んぼで、昨年始めて無農薬栽培にしたので、『特別栽培米』となります。平成24年産米からは、転換期間中JAS有機米となる予定です。

以上が、いわゆる『無農薬・無化学肥料栽培米』というものです。

4特別栽培(農薬8割減・化学肥料不使用)

 この栽培方法の田んぼは、たくさんあります。

  • (1) T-2・3 これは、10年目になる田んぼ。田植えのときに除草剤を一度だけ使用。他は、すべて有機栽培とまったく同じ栽培方法です。ですから、お米の味は、有機舞とほとんど遜色ありません。というか、変わりありません。
  • (3) T-7 T-8 8年目となる特別栽培にした田んぼ。去年全国5位入賞米はこの田んぼ。

5特別栽培 ひとめぼれ(栽培期間中農薬5割減・化学肥料5割減)

T-9 T-10 T-11 T-12 これがいわゆる「特別栽培米」といわれている栽培方法。岩手県が定めているひとめぼれ基準となる成分(農薬が16成分・化学肥料が窒素分で8)、それのいずれも5割以上減らしたもの。「特別栽培米」。

「安全・安心のお米」といわれるものは、当然こうした認証をクリアーしていなければなりません。だけれども、現在流通しているお米って本当に大丈夫?かしら…。

一般的には、窒素成分をたくさん与えるとお米はたくさん収穫できます。それと反比例して、お米の味は落ちます。窒素成分が多いと、お米のタンパク含量が増えます。私には、そこの構造はまったくわかりません。わたしは、10aあたり8俵収穫することを目指しております。ちなみに、平成23年は、6.5俵しか収穫できませんでした。それなら味は飛び切りいいのかというと、そんなことはございませんでした。気象の関係で、有機物を田んぼにたくさん入れると醗酵して稲の根の張りがよくなかったのです。稲作りは、なかなか奥が深い。でも、当農場では、大量施肥=大量収穫とは袂を分かち、環境にやさしい農業を、安全で安心のお米づくりをモットーにしております。

自画自賛するのは、苦手なので、これも一般論になりますが、当農場が栽培している田んぼは、紫波地区では最も食味の高い地域といわれております。北上側の東側に位置し、北上山地の西側も山の端との境にあるために、日照時間が長く、しかもその上北上山地系の赤土が食味をあげるといわれております。農協管内でも、当農場の位置する彦部出張所管内が最も一等米比率が高いのです。以上を環境に由来する条件とするならば、生産=栽培の側の努力についてもご紹介します。栽培上の秘密もありますのですべてをつまびらかにはできませんが、肥料は、静岡県の方面から、カツオに由来する醗酵させた有機質肥料を使用しております。光合成作用を活発にするための促進バクテリアなどです。平成18年産米を東京の老舗のお米やさんで目隠しで試食していただいた。結果は、「新潟のJAS有機米と遜色ありません」とか、「魚沼産コシと遜色ありません」という評価もいただきました。しかし、22年産は、全国の食味評価会で5位に入るという快挙を成し遂げました。

6慣行栽培ひとめぼれ

3haほどの田んぼで栽培しました。当農場の慣行栽培は、除草剤とイモチ病の防除剤をかけただけの栽培です。農薬残留も、流通している慣行栽培米に比べると、はるかに少なく・安全だと思います。通常、当地では田んぼに植える株数は、60~70株(1坪当たり)ですが、当農場は、基本的に45株です。T-4では、40株に減らしてあります。だから、稲が、健康優良児のあかちゃんのように、元気にすくすくと太く・たくましく育つのです。

7低アミロース米

 この品種は、岩手県はもとより全国どこにいっても銘柄指定を受けていないために、お米の袋には「その他うるち米」としか表示できないお米です。かつて、日本が経済的優位をほこり、バブル経済の頂点にあったころ、農水省の肝いりで「スーパーライス構想」というものがうちだされ、いわゆるグルメ米の開発研究が国の事業としておこなわれたそうです。そして、開発されたお米が、いわゆる低アミロース米というもの。コシヒカリの突然変異として、「炊いたご飯が冷えても硬くならない」『食味が特Aクラスになる』品種が生まれた。これを増やして、今日「ミルキィークイン」といわれるお米ができた。お米のでんぷんの中には、冷めると硬くなる性質のアミロースと呼ばれるものがある。もち米はこのアミロースがゼロ、うるち米は17~23%ぐらい含有している。低アミロース米というものは、このアミロース成分が10%なのです。だから、冷めてもごわごわしにくいご飯になるのです。この低アミロース米を東北の気候に合った品種として開発されたのが、シルキー・パールです。日本中どこを探してもほとんど流通していない、隠れた逸品です。栽培方法は、T-6と同じですが、銘柄登録されていないために、栽培基準の目安がないために、名なしのゴンベイの「その多うるち米」です。

■低アミロース米の特徴

田植え風景�冷めてもおいしい!
炊飯米は冷めても硬くなりにくい特徴があり、お弁当やおにぎりのほか、チルドすしやレトルト米飯に適しています。
�混ぜておいしい!
古いお米やパサパサしたお米でも「低アミロース米」を混ぜて炊くと、ねばりがでておいしくなります。またもともとおいしいお米に混ぜてたくと、ねばりが増しさらにおいしくなります。

8ヒメノモチ

これも慣行栽培ですが、日本一のモチ米団地、紫波町のモチ米栽培の粋集めてついたお餅はやわらかです。団子屋さんに納品する優れもの。


田植え風景お米の価格は、ご相談に応じます。といいますのは、現時点において当農場で販売している価格では、肥料・機械・資材費の購入費用を回収できません。いわんや、労働賃金は一切確保できません。やはり、一定程度のお米の水準を確保するためには、それなりの設備投資が必要です。無農薬栽培のお米だから、カメムシの被害粒がたくさん混入してもいいのか、変色米が混入してもいいのか、砕けたお米が混入してもいいのか、ということです。やはり、安全・安心は当たり前、その上さらにきれいなお米に越したことはない、ということになります。どうしても、設備投資が必要になるのです。

しかし、いつの日か、当農場のお米づくりの頑固なこだわりを理解して、購入してくださるサポーターが集まることを夢見て、がんばっております。

業務用での使用をお考えの方に

弊社では、現在年間60〜80トンほどのお米を栽培し、販売しております。業務用でのご使用をご検討の方はご連絡いただければ、応談いたします。

食堂・居酒屋・下宿屋さん・保育園・おにぎり屋さんなどなど、大歓迎いたします。

是非、お問合せください。お問合せはコチラから

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